カレンダー
|
2007年 05月 12日
ゴールデンウィーク。
今年もアートを巡る(プチ)旅をしてきました。 場所は、広島県のお隣、岡山県。 この本で知ってから気になっていた「奈義町現代美術館」です。 近いと思っていたこの美術館は、新幹線、在来線、バスを乗り継いで約4時間! めちゃめちゃ遠かった~!! 設計は、3月に訪れた「山口情報芸術センター」と同じ、磯崎新氏。 右側にある筒状の建物も展示室のひとつです。 ここは、去年行った「地中美術館」と同様のスタイルを持つ美術館で、 作品を美術館と一体化させた建築になっています。 光が差し、風が通り、水面がゆれ、ワイヤーが踊る。 小鳥のさえずりも聞こえる、とても心地よい空間でした。 三日月形のこの部屋は、声や足音がとてもよく響きました。 子供みたいに「わーわー」反響させて、楽しんでしまいました。 ここは前室。 壁は一面写真。床は斜め。 この奇妙な雰囲気が宇宙的。 荒川修作+マドリン・ギンズ ≪遍在の場・奈義の龍安寺・建築的身体≫ 外で見た筒状の建物の正体はこれ。 前方からまぶしい光。 向こう側まで行って、光を背にして見ると・・・ おもしろいのは、中央にベンチ、シーソー、鉄棒があること。 平らな面が一切ないこの部屋、三半規管の弱い方はご注意を。 この美術館の素晴しい点は、 触ってもよし。 騒いでもよし(常識の範囲内でね)。 写真を撮ってもよし。 という、美術館の常識に反した点です。 興味あるものには触れてみたいし、感嘆の声があがるのも自然なこと。 写真を撮ることで作品の価値が下がるなんて考えは、ケチケチし過ぎ。 ここでしかできない体験です。 遠いけどまた行きたい、と思わせる美術館でした。 2007.05.03 「太陽」の部屋の前室で、マイケル発見! そしてその右の、ちょんまげ男も怪しい! 大ウケ。
by aippp
| 2007-05-12 18:19
| 岡山の旅
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||